タイ料理では欠かせないパクチー。
「パクチー」という呼び名が有名ですが、「コリアンダー」や「シャンツァイ」などの名前も持っています。
種は香辛料として使われており、コリアンダーという名前で販売されています。
そんなパクチーは病気に強く、少し寒さと乾燥に注意すればプランターでも栽培できるハーブです。
今回は、パクチーの栽培方法や注意する点を紹介していきます。
目次
パクチー栽培をするのに最適な時期
そんなパクチーは、いつごろから栽培を始めるのが適しているのでしょうか?
パクチーの種まきに適した時期や種まきの注意点を紹介していきます。
パクチーの種まき時期
パクチーは、春まきと秋まきができ、栽培するのに適した気温は20~25℃です。
パクチーは少し寒さに弱いので、寒い地域では春まきがおすすめになります。
おすすめの種まきの時期は
春まき:3月上旬~4月下旬
秋まき:9月上旬~10月下旬になります。
種まきでの注意点
パクチーの種は、2つの種がくっついて1つになっています。
そのままの状態だと2つの目が出てきてしまうので、種まきをする前に種をたたいて割って2つにしておきましょう。
また、パクチーの種を発芽しやすくするために、種まき1日前に水につけておいてから種まきをするようにしましょう。
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パクチーを栽培するのに最適なプランターと深さは?
パクチーをプランターで栽培する場合、どのようなプランターが適しているのでしょうか?
プランターの形によっての栽培方法がちがうので、おすすめのプランターや栽培方法をご紹介します。
丸型のプランター
パクチーは、背丈も高くなり葉もたくさんつけるため、直径20cm以上の丸形の鉢植えを選びましょう。
浅型のプランターでも栽培できますが、土が少なく乾燥しやすくなるので手間がかかってしまいます。
種は5~10粒程度植えておき、成長したら込み合わないように間引きをしましょう。
おすすめは、直径20cmで深型の丸形プランターになります。
長方形のプランター
長方形のプランターで栽培する場合は、株数を多く育てることのできる60cm以上のものを選びましょう。
大きなプランターでも乾燥しやすいので、深型のものを選ぶと良いでしょう。
種は、3か所に5~10粒程度植えておき、成長したら込み合ってしまわないように間引きしましょう。
おすすめは、60cm以上の深型長方形プランターになります。
※パクチーは、太陽の光を好むので、日当たりの良い場所にプランターを置くようにしましょう。
パクチーを栽培するのに適した土や水やり方法
パクチーを栽培するのに適した土は、どのような土でしょうか?
おすすめの土や土づくりについてご紹介していきますね。
また、パクチーは乾燥が苦手なので乾燥させないための水やりの方法もご紹介します。
パクチーを栽培するのに適した土
パクチーの栽培は、ハーブ用の培養土がおすすめです。
培養土には、もとから肥料が含まれているので有機栽培にこだわる人は有機栽培用の土を選ぶのもおすすめです。
また、土にこだわる場合はどうしたらいいのでしょうか?
土は、水はけを良くするために赤玉土(小玉)と腐葉土から作るのがおすすめです。
赤玉土を6割、腐葉土4割の割合で混ぜ合わせ、元肥に有機栽培用の肥料を使用すれば有機栽培のハーブを育てることができます。

パクチーを栽培するのに適した水やり方法は?
パクチーは、日当たりの良い場所を好みます。
しかし、乾燥が少し苦手です。乾燥してしまう前に水やりをしましょう。
水やりのタイミングとしては、朝~お昼ごろ(日中がおすすめ)に1回で、プランターの底から水がでるぐらいがおすすめです。
しかし、小さなプランターの場合は乾燥しやすいので、土の乾燥具合を確認して水やりの回数を増やしてください。
また、湿度の高い時期は水のやりすぎには注意が必要です。
梅雨は水やりの回数を減らしであげましょう。
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パクチー栽培で注意したい点
パクチーは、病気になりにくく栽培しやすいハーブですが、注意したほうが失敗しない!という点もあります。
栽培を成功させるために注意したい点をご紹介します。
パクチー栽培での注意点その1:欲張って収穫しない
パクチーは、背丈が25cm以上になれば収穫することができます。
しかし、一度に葉をたくさん収穫してしまうことのないように注意しましょう。
パクチーは、葉を5枚以上残しておくと何回か収穫することができますよ。
パクチー栽培での注意点その2:花を咲かせない
パクチーは、花が咲くと葉が固くなってしまいます。
葉が固くなった後は、枯れていってしまうだけになります。
葉を収穫したいときは、つぼみを見つけたら摘蕾(てきらい:つぼみを切り落とすこと)しましょう。
ちなみに、咲いた花はサラダなどにして食べることができますよ~
そして、花が咲いてしまったパクチーは残念ですが根っこごと引っこ抜くことをおすすめあします。
花が咲いてしまっては、パクチー自体も食べれませんからね…。
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パクチー栽培での注意点その3:栄養を不足させない
パクチーは病気にはかかりにくいハーブですが、葉の色が黄色く変わってしまうことがあります。
その原因の主な理由は、栄養不足です。
栄養不足にしないためにも成長したら追肥をしましょう。
追肥は、購入した肥料の使用量を守るように注意してください。
パクチー栽培での注意点その4:株間を開ける
株間とは、植えた作物の株と株の間のことを言います。
パクチーでも、この株間を空けないと生育が悪くなるので、10~20センチ程度の株間を取るようにしてあげましょう。
小さいプランターで植えている場合も、なるべく株間は取ってあげてくださいね。
パクチーの細い葉と本葉の違いは?
パクチーの細い葉はトウが立っていて食べれない
上記で少し触れましたが、パクチーが背丈を伸ばし花を咲かせると見慣れているギザギザの葉と違った細い葉が生えてきます。
この細い葉はトウも立っているので食べることができません。
細い葉をつけた茎が生えてきたら早めに摘み取るようにしましょう。
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パクチーの本葉は食べれる
一方パクチーの本葉は、見慣れたギザギザした葉っぱになります。
こちらは食べれますので、収穫時期を見て収穫して食べてくださいね☆
パクチー栽培での害虫対策
パクチーには、アブラムシがよく寄ってきます。
黒い粒が葉から見つかった場合は、害虫の被害を受けた可能性があります。
虫を見つけてしまった場合は、テープでくっつけるなどの方法で早めに駆除しましょう。
木酢液を薄めて散布するのも害虫対策になります。
木酢液は、炭をつくるときにでた水蒸気などを集めたもので、強いニオイがあるのでアブラムシなどの虫が付きにくくなります。
自然由来の成分なので安心です。
まとめ
今回は、パクチーの栽培方法を紹介しました。
パクチーは、病気にもなりにくく注意点さえ気を付ければ簡単に栽培することができます。
パクチーの実はスパイスとして使うことができ、インドではスパイスとしてよく使われています。
家庭でパクチーの栽培をして本格的なエスニック料理を作ってみてはいかがでしょうか?
収穫したてのパクチーは、パクチー好きにはたまらないはずです!
